フコイダンの力知っていますか？

フコイダンとβグルカンとの比較

がんが治った、がん細胞が消えた、といった宣伝文句の多い健康食品にメシマコブやアガリクスなどがあります。
これらはキノコで、キノコに含まれるβグルカンががん細胞などに作用すると言われています。
同じくがん細胞をアポトーシスに導き、減らすフコイダンとの違いを見て行きましょう。
・化学的構造
フコイダンとβグルカンは共に多糖類と呼ばれます。
多糖類とは糖が沢山つながってできたもので、フコイダンとβグルカンでは繋がっている元となる糖の構造が異なります。
多糖類や糖鎖は生体内での働きが近年特に注目されており、これからさらに多糖類の持つ力がクローズアップされてくるものと思われます。
・がんに対する効果
フコイダン、βグルカンは共にがんに対して効果があると言われていますが、βグルカンのがんに対する効果は医学的にはわかっていません。
一方でフコイダンはがん細胞をアポトーシスへと導く抗がん作用が医学的にも確認できています。
さらにフコイダンはがんの転移を抑える効果も確認されています。
・免疫力強化
フコイダン、βグルカンともに免疫機能を活性化する効果があります。
免疫細胞と呼ばれるNK細胞（ナチュラルキラー細胞）の働きを活発化させることで、免疫力が高くなります。
NK細胞を活性化させる力はフコイダンの方が高く、その力は食べ物の中でもトップクラスです。
一方でβグルカンが持つ免疫力活性化効果も高く、2割から3割程度免疫力を高めるとされています。

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